ランニングから学んだこと

会社の仲間と一緒に申し込んだ東京マラソン 2012にまさかの当選をしてからもうすぐ10年。

ランニングの習慣がついてから、いいことがいろいろとありました。

  • 体力がついた
  • メタボから脱却できた
  • メンタルが強くなった
  • 美しい景色、街角の面白いものなどを発見
  • 短気が治った

若い頃からの短気で怒りっぽい悪い癖をなかなか改善出来なかったのですが、徐々に性格が変わりました。

これには他の理由もあるのかも知れませんが、ランニングを習慣に出来たことが大きな要因の様な気がしています。

ランニング中は独りでじっくりと自分の内面を見つめる時間に自然となることが多いこと。
心の中に何かネガティブなものがあっても、何故かランニングを終える頃には消えてしまうこと。
などがそのような効果を生むのでしょうか。

一方、怪我には度々悩まされています。

有名なランニング クラブに入って気負いすぎ、疲労骨折したこともありましたし、いまはシンスプリントが半年くらい治らず困っています。

漫画家のみやすのんきさんがランニング関係の本を何作も出されていて、愛読し勉強させてもらっています。

ランニングは巧緻性が求められるスポーツです」とみやすさんが書かれていることを度々思い出し、常に改善点を探っています。

最近特に意識しているのは、「怪我をするということは、フォームが悪い(体の使い方に問題がある)」という認識です。

以前はシューズが自分に合っていないとか、走りすぎを怪我や不調の原因仮説として立てることが多かったのですが、いまは「何か自分がわかったつもりになっていて、実際はわかっていないことがあるはずだ」と考えることが多くなりました。

例えば、あまり意識せずに走っていると右足の外側、踵から小指の間が痛くなることが多いのですが、本に書いている次のことがわかっているようで実際にはうまく出来ていないようなのです。

小指球で着地し、母指球方向へ重心を素早く移動し中指の方向から抜けるように離地する。

痛むときには、重心の移動がほんの少し遅いか、母指球方向への重心の移動が不足していることが多く、これらを認識し改善すると痛まなくなってきます。

なぜ、今回の話しを別途開設しているアメブロ(ランニングブログ)に書かず、こちらに書いているかというと、ビジネスにおいても「わかっているつもりが、実はわかっておらず、実際には出来ていない」という事が結構あるように思うからです。

本を読んだり、人から何かを教えてもらった時には、わかったつもりになっているだけではないか、注意深く確かめることの大切さをランニングを通して学びました。

そして、何か思い通りに進まないことがある場合には、道具や環境、ましてや他人のせいにするのではなく、自分に改善出来るところがあるはず。とまず最初に考えることが自然とできるようになったような気がします。

これからもランニングを通じてビジネスにも効く精進を続けていこうと思います。